こんにちは。管理人の中村佳太です。

私は２０２３年２月に大山崎町議会に「パートナーシップ制度の導入に関する陳情書」を提出、その経過を見守るために議会へ傍聴に行きました。人生初めての傍聴であった「総務産業常任委員会」では、議員たちによる無理解な発言が繰り返され、大きな驚きと憤りを感じました（この件については毎日新聞の記事に詳しく書かれています。また、私が書いたルポも参照していただけます）。

その後何度も傍聴に足を運ぶ中で、議会では日ごろから町民の感覚からかけ離れた発言や町民不在の議論が繰り返されていることを知りました。しかしながら、そういった議会の実態を多くの町民は知るすべがありません。なぜなら、現在大山崎町議会はオンライン配信を行っておらず^※1直接傍聴に行かない限り議論を聴くことはできません（議会は平日の日中に開催されます）。そればかりか、本会議を除く委員会等の会議録（議事録）は公開されておらず、町のホームページでも閲覧することはできません（本会議の会議録はここから閲覧できます）。

議会ではまず各委員会で細かい議論を行い、その後最終的に本会議で議論・採択されます。そのため、実質的かつ重要なのは委員会での議論です。にもかかわらず委員会の議事録が公開されていないことは、町民やメディア関係者の情報へのアクセスを妨げ、有権者の適切な政治参加にも悪影響を及ぼします。

そこで私は「公開してくれないなら自分で公開しよう」と思い立ち、「情報公開制度」を利用して非公開資料を取得し、オンライン上で公開すべく、このサイトを立ち上げました。

しかし、本来情報公開は議会の責務であり、議会は自ら積極的に委員会等議事録を含む資料を公開すべきです。大山崎町議会基本条例には「第4条 議会は、町民の代表機関であることを自覚し、町民に開かれた議会運営を目指すため、議会に関する情報を公開し、議会の透明性の向上及び信頼の確保に努めます。」とあります。

議会にはこの条文に則って「開かれた議会」を自ら積極的に実現するよう求めます。

管理人・中村佳太

2023/10/23

※1. 2024年9月議会より本会議に限りオンライン配信（録画配信）が始まりました［2024年10月14日追記］