こんにちは。管理人の中村佳太です。
今日(8月6日)、大山崎町議会で起こったことを報告します。
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今日「第1回臨時会」が開催されたのですが、その目的は補正予算を審議するためでした。
なぜ補正が必要だったかざっくり説明すると、岸田政権が決めた4万円の定額減税給付における給付対象者(支払う税金が4万円以下の場合、減税で足りない分は給付される)の抽出作業において、当初予算の計算時にミスがあったからです。作業ミスにより実際の給付対象者より少ない人数で計算してしまっていたので、その分を正しく計算し直して、必要な額を国に申請するという補正でした。
ちなみに、今回の定額減税給付事業は100%国のお金で賄われるので、今回の補正によって大山崎町の負担が増えたり減ったりすることはありません。さらにスケジュールも「当初の予定の範囲内で間に合う」とのことです。
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で、この件について審議が行われたのですが(具体的な検討は臨時会の途中で付託された予算決算常任委員会で行われました)、簡単に言うと一部の議員らが役場の職員をボコボコにしていました。
「なぜミスした?」
「二重チェックはしたのか?」
「ミスしていない自治体との違いは?」
職員らは次々と問い詰められていて、何度も謝っていました。
今回のミスは役場が通常扱うことのない所得税に関するデータを使って対象者を絞り込む作業の中で起こったそうです。
もちろんミスは無い方が良かったですし、ミスの原因究明や検証も今後のために必要でしょう。
ただ、そもそも今回の4万円の定額減税給付は、当初から制度の複雑さが指摘されていて、しかも「初めて」で「1回こっきり」です。そのため「ミス無くやりきることの方が困難」「”減税”ではなく”全員に給付”なら簡単で早い」との自治体の声が報道されていました。そうした多くの批判を受けつつも岸田政権が強引に推し進めたものです。
その結果、全国でも多くのミスが報告・報道されています。
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大山崎町での今回の件の構図を分かりやすく言うなら、
「超絶複雑な作業を国(自民党政権)から振られた自治体の職員が、その超絶複雑な作業の中でしてしまったミスを地方議員から責め立てられた(責め立てた議員の中には複数の自民党議員が含まれている)」
というものです。しかも、質疑を聞いていたら多くの議員が今回の定額減税給付の仕組みを理解していないようでした。
これは理不尽という他ないと僕は思います。
国から地方へ無茶苦茶な仕事が振られたなら、地方議員としてその問題点や現場の大変さを把握し、国に是正を求める、国にもの申すのが地方議会の役割ではないでしょうか?
国から無茶苦茶な仕事を振られてミスをした職員を地方議員が責めるなんて、矛先が違うと思います。
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なお、波多野議員は担当部署10名分2ヶ月分(本件の作業は6月~7月に行われた)の給与と、本件について議員が招集された2日分の全議員の報酬分について町長に損害賠償を求めると言っていました。
もう無茶苦茶です。。
管理人・中村佳太